馬と人とが共にある、遠野の美しい森へ。

クイーンズメドウ・カントリーハウス（QM）は、早池峰山の南側、遠野盆地の北側に位置し、広葉樹を主とする森と三本の小沢を抱える約12ヘクタールの里山です。

私たちは、この豊かな森と牧草地で馬たち（ハフリンガー種）を放牧し、そこにつらなる田畑・それぞれ2～3反ほどで、ささやかな有機農業を営んでいます。QMは、馬と人とが共にある暮らしを営んで行くことで遠野らしい美しい景観が続いてゆくことを願い、1999年に開拓を始めた事業です。

2017年1月より、こうしたコンセプトや暮らしの実践について、想いを近くするみなさんに体験していただきたく思い、ワークショップ・プログラムの滞在時に宿泊棟をお使いいただけるようにしました。（宿泊のみの滞在はお受けできません、ごめんなさい。）

クイーンズメドウでは四季折々に馬と過ごす2泊3日のプログラム「うまのまにまに」を実施するほか、事業パートナーのハヤチネンダもほぼ毎月「森入リ」を実施しています。

どうぞ、ここの森を野を田園を、歩き回ってみてください。きっと、だた黙って立っているだけでも、せせらぎや風、さまざまな生き物たちの気配を感じることができるでしょう。馬たちも待っています。この美しい森で、みなさまと一緒に過ごせる日々を、一同心より楽しみにしております。

事業パートナー発足のお知らせ

私たちは遠野の森で、これからの暮らしや生業について探究してきました。そしてそんな日々の活動や環境に関心を寄せてくださる多くの方々がクイーンズメドウに滞在し、時間を共にしてきました。そこで出会った方々は地縁や血縁こそないですが、共に過ごし語らう中で、さながら親族のように親密な関係となり、クイーンズメドウを中心とした緩やかな共同体が生まれつつあるように感じています。

2019年11月、そんなクイーンズメドウで繋がった数名の仲間が協力し、新たな活動をスタートさせました。

いのちと自然の物語をつむぎなおす
「一般財団法人ハヤチネンダ」

私たちクイーンズメドウは、敷地につらなる森の一部を彼らに寄付しました。これからハヤチネンダが遠野の森で活動していく時は、宿泊棟を開放するなどの支援をしていきます。クイーンズメドウからみなさまへのお便りの中にも、折にふれてハヤチネンダの活動についてお届けさせていただきますね。

森の豊かな土に新たな命が芽吹くように、クイーンズメドウの環境や経験、ネットワークの中でハヤチネンダが生まれ、それらが連環して豊かな生態系になっていくことを願っています。